子供たちに読み聞かせをしたい英語の絵本の紹介です。
今回の絵本は「The Giving Tree」
「子供たちの読み聞かせに!英語の絵本 厳選10冊+1」という記事でもご紹介させてもらいました。
今回の絵本は元々は日本語版から読みました。
訳者が、好きな作家である村上春樹さんだったからです。
内容は深く、考えさせる内容です。
大人が読んでも面白い。
読んでも明確なメッセージはありません。
読み手が考える必要があります。
リンゴの木と少年は友達であった。
ともに遊び、心を通わせていた。
しかし少年は大人になり、お金が必要になる。
木は「私の果実を売りなさい」と言う。
少年は果実をすべて持っていった。
しばらくして、大人になったその子は家が必要になる。
木は「私の枝で家を建てなさい」と言う。
その子は枝をすべて持っていった。
また時が経ち、男は「悲しいので遠くへ行きたい」と言う。
木は「私の幹で舟を作りなさい」と言う。
男は幹を持っていった。
時が経ち、男は年老いて帰ってきた。
そして「疲れたので休む場所がほしい」と言う。
木は「切り株の私に腰をかけなさい」と言う。
男は腰をかけた。木は幸せであった。
日本語の絵本もお勧めです。
英語の絵本を読む前、もしくは読んだあとに読んで比べるのも面白いです。
- 作者: シェル・シルヴァスタイン,Shel Silverstein,村上春樹
- 出版社/メーカー: あすなろ書房
- 発売日: 2010/09/02
- メディア: ハードカバー
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英文は少し難しい。
ただ、シンプルで力強い文だと思います。
高学年(小学校5年、6年)向きですが、低学年(小学校1年、2年)に読み聞かせをしてもいいと思います。
どの年齢の子にも読んでも、幼いなりに何かを感じ取るようです。
ユーチューブに読み聞かせの動画がありました。
絵本の雰囲気が伝わるかと。
The Giving Tree (Rise and Shine)
- 作者: Shel Silverstein
- 出版社/メーカー: HarperCollins
- 発売日: 1964/06/01
- メディア: ハードカバー
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