先生の四苦八苦

普段の授業が少しでも楽に楽しくなりますように。

外国語の教科の本質って何??夏休みだから考える。

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夏休みになりました。

本当に嬉しいですよね。

教員になって何年も経ちますが、夏休み最初の開放感が一番好きです。

 

のんびりと昼寝などで1日を終えたいところですがせっかくなので、本質的なことを考えていきたいと思います。

 

特に最近、考えているのが、「外国語の教科の本質って何??」

まずは、本質の定義が必要かも知れません。

今回は、本質=教科の本来の目的 

と考えています。 

 

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①英語が話せるようになること??

これは、よく言われていますよね。

子どもたちは、世界の色々な国とビジネスをする可能性があります。

その上で、英語ができると有利になるかなと思います。

 

でも、小学校の授業で将来のビジネスを考えるのも、違和感が残ります。

(大事なことなんですが)

 

また、ALTと言われる英語が話せる補助の先生がいるときはいいのですが、

実際に教える先生方は英語が得意ではない先生もいます。

 

そうなると英語が得意ではない先生方が教えて、

子ども達が英語が話せるようにするのは大分ハードルが高いですよね。

全ての先生が目指すのは現在は難しいかも知れません。

 

②中学での英語の授業に困らないため??

これも大事なことですよね。

小中のギャップはよく言われますよね。

 

中学校に言って、英語の授業で困ったというのは、

よく聞く話です。

 

小中連携が大事という話もよく聞きます。

これに関しては、目的の一つとして考えてもいいかなと思っています。

ただ、本質かと言われると疑問です。

 

そこで、現在の結論としては、

③英語でコミュニケーションをとること

 が外国語の教科の本質かなと考えています。

 

教室では、英語ができない子ども同士が話すときがあります。

①英語が話せるようになること??

が目的であれば、

英語ができない子が話す理由は無いかも知れません。

 

でも、③英語でコミュニケーションをとること

が目的と考えれば、

英語ができない子ども同士でも

(むしろだからこそ)

コミュニケーションをとることが大事となります。

 

 

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現在、高学年で求められている「書くこと」も

ただ、書くだけではなく「コミュニケーション」が目的と考えると

すっきりします。

 

皆さんはどう考えるでしょうか。

せっかくの夏休み。

普段考えないことを考え、

内容をまとめるチャンスかなと思っています。