先生の四苦八苦

普段の授業が少しでも楽に楽しくなりますように。

国語で風が吹けば桶屋が儲かるゲーム

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先日、こんなことをツイッターでつぶやきました。

 

 

風が吹けば桶屋が儲かるゲーム、面白いですよ。

 

子どもの思考が見えます。

 

授業の流れは、以下の通り。

 

風が吹くと桶屋が儲かるの原文を

読みます。

 

今日の大風で土ほこりが立ちて人の目の中へ入れば、世間にめくらが大ぶん出来る。そこで三味線がよふうれる。そうすると猫の皮がたんといるによって世界中の猫が大分へる。そふなれば鼠があばれ出すによって、おのづから箱の類をかぢりおる。爰(ここ)で箱屋をしたらば大分よかりそふなものじゃと思案は仕だしても、是(これ)も元手がなふては埒(らち)(あか)

 

— 無跡散人『世間学者気質』より、慣用句辞典 より転記。

 

  1. 大風が吹けは土埃が立つ
  2. 土埃が人の目に入って、眼病をわずらい、多くの人が盲人(めくら)になる
  3. 盲人は音曲を生業とするため、三味線の需要が増える
  4. 三味線作りには猫の皮が欠かせないため、多数のネコが殺される
  5. ネコが減ればネズミが増える
  6. ネズミは桶をかじる
  7. 桶の需要が増え、桶屋が儲かる

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A2%A8%E3%81%8C%E5%90%B9%E3%81%91%E3%81%B0%E6%A1%B6%E5%B1%8B%E3%81%8C%E5%84%B2%E3%81%8B%E3%82%8B

 

読んだあとに、

内容を説明しましょう。

 

②教師の例文を紹介します。

 

例えば、こんな例文

 

1お母さんが怒る

 

2怒られてストレスが溜まり、

ストレス発散にアイスをたくさん食べる。

 

3アイスをたくさん食べて、

お腹をこわす。

 

4お腹を壊したので

入院する。

 

5病院でやることがないので、

勉強する。

 

6成績があがる。

 

例文を元に練習する。

 

1と6だけを残して、あとは子どもに考えさせる。

1お母さんが怒る

6成績があがる

 

④子ども自身がスタートとゴールを選ぶ。

文章を書く

 

 

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