小学校外国語活動 指導案「What’s this? これなあに?」(Let's Try1 Unit8)
出展:文部科学省
小学校外国語活動 指導案「What’s this? これなあに?」(Let's Try1 Unit8)の紹介です。
一単元の流れを自分なりにまとめてみました。
今回の指導案も、外国語活動が苦手な人、英語が苦手な人向けに書いています。
少しでも参考になれば参考です。
単元目標や領域別目標などは、文部科学省から発行されている指導案を参考にしています。(授業の流れはオリジナルです。)
1.単元目標
・身の回りの物の言い方や,ある物が何かを尋ねたり答えたりする表現に慣れ親しむ。(知識及び技能)
・クイズを出したり答えたりし合う。(思考力,判断力,表現力等)
・相手に伝わるように工夫しながら,クイズを出したり答えたりしようとする。(学びに向かう力,人間性等)
2. 言語材料
What’s this? Hint, please. It’s (a fruit). It’s (green). It’s (a melon). That’s right.
it, hint,
数(1~30), 果物・野菜, 飲食物, 動物, 色,形, 状態・気持ち, what, is, this, please
3. 該当する学習指導要領における領域別目標
〇聞くこと ア ゆっくりはっきりと話された際に,自分のことや身の回りの物を表す簡単な語句を聞き取るようにする。
〇話すこと(やり取り) ウ サポートを受けて,自分や相手のこと及び身の回りの物に関する事柄について,簡単な語句や基本的な表現を用いて質問をしたり質問に答えたりするようにする。
4.単元計画(合計5時間)
1時間目(目標◆と主な活動【 】)
◆身の回りの物の言い方に慣れ親しみ,ある物が何かを尋ねたり答えたりする表現を知る。
【Activity】小学校外国語 定番ゲーム 「Coverゲーム」
「What’s this? これなあに?」(Let's Try1 Unit8)などの単元の導入で使えるゲームです。
1:黒板には、何も張りません。
掲示するフラッシュカードを一部隠した物を準備します。
画用紙などで、物理的に隠しても、パソコンなどで加工しても大丈夫です。
2:子供に一部隠したフラッシュカードを掲示します。
解った子に挙手させ、当てさせましょう。
当てたら、正解のフラッシュカードを出します。
、
発音をリピートしましょう。
T:Panda.
C:Panda.
他のフラッシュカードでも繰り返します。
詳しくは、以下の記事をご覧下さい。
導入は、Coverゲームで。
クイズ形式は盛り上がります。
○ 身の回りの物の言い方に慣れ親しむ。
教師やALTが英語を言い、子供が続いて言います。
リズムを変えたり、子供に代表して言わせるなど、飽きない工夫をしながら、何度か言わせましょう。
【Activity】What's this game
アクティビティで盛り上がりましょう。
まずは教師が主導して、行うのが良いと思います。
英単語は、果物・野菜, 飲食物, 動物, 色など、今までに習っているものがいいです。
(今回は例として動物を使用します。)
児童へA4の半分位のフラッシュカードを一人一枚、準備しておきます。
1:黒板には、使うフラッシュカードを貼っておきます。
例えば、Bearのフラッシュカードを配ったとします。
児童へ一人一枚フラッシュカードを配ります。
フラッシュカードを隠せるぐらいの画用紙を配ります。
2:画用紙を切らせて、フラッシュカードが一部露出するように作らせましょう。
3:作ったフラッシュカードと画用紙を使って、インタビューゲームをします。
A B:Hello.
A:What this?
(画用紙で隠したフラッシュカードを指差しながら。)
B:It's a bear!
A:Tha't right.
答えのフラッシュカードをだしましょう。
次はBが出題します。
まずは、隣同士のペアで練習しましょう。
○振り返り
本時の学習を振り返る。
出来れば、振り返りカードを書かせましょう。
評価〈方法〉: 身の回りの物の言い方に慣れ親しみ,ある物が何かを尋ねたり答えたりする表現を知ることができた。
〈行動観察、振り返りカード点検〉
2時間目(目標◆と主な活動【 】、○)
◆身の回りの物の言い方や,ある物が何かを尋ねたり答えたりする表現に慣れ親しむ。
【Let’s Play 1】p.31
・映像資料を視聴し隠れている物が何かを考える。
What’s this?とたくさん聞いてください。
映像資料が子供食いつきます。
○ 身の回りの物の言い方に慣れ親しむ。
教師やALTが英語を言い、子供が続いて言います。
リズムを変えたり、子供に代表して言わせるなど、飽きない工夫をしながら、何度か言わせましょう。
【Let’s Chant】What’s this? p.31
What’s this? What’s this? What’s this?
It’s a dog!It’s a monkey!It’s a tiger!
Wow, that’s right!
PCを使えれば、チャンツも活用していきましょう。
【Activity】What's this game
アクティビティで盛り上がりましょう。
2回目なので、説明が簡単です。
前回よりも説明を短く、活動を多くやりましょう。
今度は、子供に配るフラッシュカードを変えてやりましょう。
その他の流れは一緒でいいと思います。
時間があれば、子供に配るフラッシュカードを二度、三度と変えていきましょう。
○振り返り
本時の学習を振り返る。
出来れば、振り返りカードを書かせましょう。
評価〈方法〉:◆身の回りの物の言い方や,ある物が何かを尋ねたり答えたりする表現に慣れ親しむことができた。
〈行動観察、振り返りカード点検〉
3時間目(目標◆と主な活動【 】、○)
◆ある物が何かを尋ねたり答えたりする表現に慣れ親しむ。
【Let’s Play 2】p.32
・シルエットや断面図から何かを当てる。
野菜のシルエットや断面図から、当てるクイズです。
楽しみながら、できると思います。
○ 身の回りの物の言い方に慣れ親しむ。
教師やALTが英語を言い、子供が続いて言います。
リズムを変えたり、子供に代表して言わせるなど、飽きない工夫をしながら、何度か言わせましょう。
【Let’s Chant】What’s this? p.31
What’s this? What’s this? What’s this?
It’s a dog!It’s a monkey!It’s a tiger!
Wow, that’s right!
PCを使えれば、チャンツも活用していきましょう。
【Activity】ヒント連想 game
今回は、3Hintgameの練習となり、盛り上がるインタビュー活動 です。
1:黒板に英単語のフラッシュカードを貼っておく。
2:先生、代表児童によるデモンストレーション。
まずは、お題を決める。
たとえば、panda。
例
A B:Hello.
A:What's this?
パンダを指差しながら。
B:Panda.
A:Yes!
Hint please!
B:animal。
black and white。
(何も浮かばなければ、ジェスチャーも可)
A:Thank you!
3:友達とヒント連想ゲームをする。
インタビューの流れはこんな感じです。
全体で練習
→ペアで練習。(何回か)
→自由に色んな人に聞きに行く
詳しくは以下の記事をご覧下さい。
ここでの活動が最後につながります。
たくさん活動させましょう。
○振り返り
本時の学習を振り返る。
出来れば、振り返りカードを書かせましょう。
評価〈方法〉: ◆ある物が何かを尋ねたり答えたりする表現に慣れ親しむことができた。
〈行動観察、振り返りカード点検〉
4時間目(目標◆と主な活動【 】、○)
◆ある物が何かを尋ねたり答えたりする表現に慣れ親しむ。
【Activity】ヒント・クイズ p.32, 33
・映像資料でヒントを聞いてそれが何かを考え,答える。
○ 身の回りの物の言い方に慣れ親しむ。
教師やALTが英語を言い、子供が続いて言います。
リズムを変えたり、子供に代表して言わせるなど、飽きない工夫をしながら、何度か言わせましょう。
【Let’s Chant】What’s this? p.31
What’s this? What’s this? What’s this?
It’s a dog!It’s a monkey!It’s a tiger!
Wow, that’s right!
〇最後の3Hint Quizに向けて、クイズを準備しましょう。
1:黒板に英単語のフラッシュカードを貼っておく。
英単語(果物、色、スポーツ、教科などの今まで習った単語)などは、事前にゲームなどで復習しておくといいと思います。
2:ヒントを考える。
たとえば、pandaなら、animalやblack and whiteなどのヒントを考える。
三つもヒントが浮かばない場合は、最初の一つか最後の一つはジェスチャーでもいいことを知らせましょう。
○振り返り
本時の学習を振り返る。
出来れば、振り返りカードを書かせましょう。
評価〈方法〉:◆ある物が何かを尋ねたり答えたりする表現に慣れ親しむことができた。
〈行動観察、ワークシート・振り返りカード点検〉
5時間目(目標◆と主な活動【 】、○)
◆ある物が何かを尋ねたり答えたりする表現に慣れ親しむ。
○ 身の回りの物の言い方に慣れ親しむ。
教師やALTが英語を言い、子供が続いて言います。
リズムを変えたり、子供に代表して言わせるなど、飽きない工夫をしながら、何度か言わせましょう。
【Let’s Chant】What’s this? p.31
What’s this? What’s this? What’s this?
It’s a dog!It’s a monkey!It’s a tiger!
Wow, that’s right!
【Activity】3Hint game
友達に3HIntクイズを出す。
先生がデモンストレーションすると子供が理解が早いと思います。
例
A B:Hello.
A:Hint 1.It’s a fruit.
A:Hint 2.It’s red
A:イチゴを食べるジェスチャー。
A:What this?
B:It’s a strawberry.
A:Yes!
That's right.
AとBの役割を交換して、繰り返す。
インタビューの流れはこんな感じです。
全体で練習
→ペアで練習。(何回か)
→自由に色んな人に聞きに行く。
○振り返り
本時の学習を振り返る。
出来れば、振り返りカードを書かせましょう。
評価〈方法〉:◆ある物が何かを尋ねたり答えたりする表現に慣れ親しむことができた。
〈行動観察、ワークシート・振り返りカード点検〉
所見や評価は以下の記事にまとめています。
子供が英語嫌いにならないように、スモールステップで授業を組み立てています。
少しずつ変化を加えながら、子供が飽きないように、かつ、誰でも授業に参加できるように組み立てました。
解りづらいところがあれば、コメント欄でも質問して下さい。
この記事がお役に立てれば、幸いです。
小学校外国語活動 指導案「What’s this? これなあに?」(Let's Try1 Unit8)のご紹介でした。