先日、こんなことをツイッターでつぶやきました。
国語で風が吹けば桶屋が儲かるゲームは、どうでしょう。やり方は簡単。お母さんが怒るや猫が寝る、成績があがるなどのカードを準備。文を四つ作るまでに最後の文に繋げるようにする。グループで取り組むと盛り上がりますよ。
— パンダ先生 (@5DHspiBye2xGZAp) 2019年11月16日
風が吹けば桶屋が儲かるゲーム、面白いですよ。
子どもの思考が見えます。
授業の流れは、以下の通り。
①
風が吹くと桶屋が儲かるの原文を
読みます。
今日の大風で土ほこりが立ちて人の目の中へ入れば、世間にめくらが大ぶん出来る。そこで三味線がよふうれる。そうすると猫の皮がたんといるによって世界中の猫が大分へる。そふなれば鼠があばれ出すによって、おのづから箱の類をかぢりおる。爰(ここ)で箱屋をしたらば大分よかりそふなものじゃと思案は仕だしても、是(これ)も元手がなふては埒(らち)明(あか)ず
— 無跡散人『世間学者気質』より、慣用句辞典 より転記。
- 大風が吹けは土埃が立つ
- 土埃が人の目に入って、眼病をわずらい、多くの人が盲人(めくら)になる
- 盲人は音曲を生業とするため、三味線の需要が増える
- 三味線作りには猫の皮が欠かせないため、多数のネコが殺される
- ネコが減ればネズミが増える
- ネズミは桶をかじる
- 桶の需要が増え、桶屋が儲かる
読んだあとに、
内容を説明しましょう。
②教師の例文を紹介します。
例えば、こんな例文
1お母さんが怒る
2怒られてストレスが溜まり、
ストレス発散にアイスをたくさん食べる。
3アイスをたくさん食べて、
お腹をこわす。
4お腹を壊したので
入院する。
5病院でやることがないので、
勉強する。
6成績があがる。
③
例文を元に練習する。
1と6だけを残して、あとは子どもに考えさせる。
1お母さんが怒る
6成績があがる
④子ども自身がスタートとゴールを選ぶ。
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