まずは、画像を見て欲しいと思います。
みなさんはこの画像を見て、
白いと思いましたか??
それとも、黒いと思いましたか??
白いと思った人もいれば、
黒いと思った人もいるでしょう。
同じ画像を見ても、
人によって受け取り方に
差があるのは当然です。
普段の判断や言動も同様です。
例えば、
授業中、騒がしいとします。
30人クラスで5人が騒いでいます。
これを、
5人うるさいと捉えるか
25人は静かにしていると捉えるかは、
教師次第です。
自分自身も教師になりたての頃は、
「5人うるさい」と考える方でした。
でも、同じことを注意しても
中々静かにならない現実を
前にして日々悩んでいた時に
2冊の本に出合いました
有名なアドラー心理学の本である
「嫌われる勇気」です。
そして、アイデアの元になったのが、
岩下先生の有名な実践本である
「AをさせたいならBと言え」 です。
アドラー心理学である
状況を捉えるのは自分自身という考え方
そした、岩下先生のAをさせたいならBと言えという発想。
そこから、発想を転換させて
叱る場面で褒めるようにしました。
先ほどの例でいえば、5人を叱るのではなく
25人を褒めるようにしました。
「うるさい人が5人います。」ではなく、
「授業中に静かにしている人が25人もいます。」
もしくは
「授業中に静かにしている人が多数います。」
と言うようにしました。
静かにさせたいから「静かにしろ」と言うのではなく、
すでに静かにしている子を褒めるのです。
すると効果抜群。
段々とクラスが静かになっていったのです。
もちろん、毎回褒めてばかりでも
上手くいきません。
時には叱ることが必要です。
(いじめや安全面、何度注意してもうるさいなど)
それでも叱ることが減ったことで、
クラス経営が上手くいくようになったのも事実です。
このやり方は、準備もコストもかかりません。
教師の意識を変えるだけです。
意識を変えると行動が変わります。
行動が変われば結果が変わります。
学級経営が上手くいかない人は
試して下さい。
急にクラスが変わるわけではありませんが、
徐々に変わっていく筈です。