聞き取りメモの工夫 コロナ対応 単元計画(4年 国語 教材研究)
先日、白いぼうしと一つの花の教材研究を公開しました。
今日は、「聞き取りメモの工夫」の教材研究を進めたので、
お役に立てればと思い、公開しようと思います。
コロナ対応も見据えて、
考えました。
自分なりの進め方、
単元計画を考えました。
第4学年 国語活動略案 「聞き取りメモの工夫」
単元の目標
◎ 自分の目的と照らして、自分にとって大切な情報は何かを考えながら聞き、要点をメモすることができる。
単元の評価
【国語への関心・意欲・態度】聞き取りながらのメモについて考えようとしている。
聞き手がメモを取りやすいように工夫している。
【話す・聞く能力】話を聞き、要点をメモに取っている。目的や必要に応じて情報を聞き分け、自分にとって大事なことを聞き取っている。
教材
メモを取ることは、今まで小学校生活で何度となく取り組んできた。しかし、実際に学習するのは、本単元が初めてである。メモを取るという行為は児童にとって、大変高度な言語活動である。なぜなら、聞いていることが自分にとって大事かどうか瞬時に取捨選択しながら、要点を書きとめなければならないからである。これまで無意識に取っていたメモについて、その意義や自分にとっての工夫点等を考えることで、今後の生活の中で生きて働く力となるように指導していく。
言語能力の系統性
簡潔なメモを書く工夫やメモの意義について、今回が初めて学習する。本単元の学習を通して、じっくりと取り組ませたい。
学習形態の工夫
多様な学習形態を実践する。一対全、学級内での練習は一対一・一対多、委員会活動を伝える際は一対グループなどで行う。(コロナ対応を見据えて、今回は教師主導の一対全を基本とする。)(ペアの場合は距離をとる)
学習評価の充実
発表後に発表メモと聞き取りメモを両者で確認することで、大事なことが伝わっているか、具体的に確認できるようにする。単元を学習する前に、教師の話を聞き、メモを取っている。学習の最後にも同じ話を教師から聞き、メモを取る。自らの成長を客観的に評価できるように工夫する。
単元計画
(1時間目)
導入
① これまでにメモを取った経験を振り返る
展開
② 教師の話を聞き、メモを取る。取ったメモを、発表メモとして、隣の友だちに伝える。
2の結果、うまくいったこと、うまくいかなかったことを話し合う。
③ 教師のメモと比べ、工夫を見付ける。
④ 単元全体の学習の進め方をおさえる。
まとめ
⑤ 次回の学習の様子を伝える。
学習を振り返る。
(2時間目)
導入
① 前時の復習(児童のメモの紹介)
展開
② メモの取り方を復習する。
ナンバリング ラベリング → 大事なことだけ書く。
(記号、言い切り 単語 略す)(全て教えるのではなく徐々に見つけさせる。)
③ 練習として、教師の話を聞き、メモを取る
④ 練習として、取ったメモを、発表メモとして、隣の友だちに伝える。
⑤ グループでお互いのメモを比べ、工夫を見つける。(コロナ対応 話さずに)
⑥ もう一度、メモを取る。
まとめ
⑦ 次回の学習の様子を伝える。
学習を振り返る。
(3・4時間目)
導入
①前時の復習(児童のメモの紹介)
展開
② メモの取り方を復習する。
ナンバリング ラベリング → 大事なことだけ書く。
(記号、言い切り 単語 略す)(全て教えるのではなく徐々に見つけさせる。)
③ 自分の伝えたいことを決める。
④ 発表メモを作る。発表の練習。
⑤ グループでお互いのメモを比べ、工夫を見つける。(コロナ対応 話さずに)
⑥ メモを修正する。発表の練習。
まとめ
⑦ 次回の学習の様子を伝える。
学習を振り返る。
(5時間目)
導入
① 前時の復習(児童のメモの紹介)
展開
② 発表メモを見返す。
③ 発表の練習
④グループ(ペアで)でビデオに録る。ビデオにとる際に最後は必ず発表メモを写す。
(撮ったビデオに関しては、国語の帯の学習で、
継続的に見ながら、メモをとる。) 役 発表一人 ビデオ撮影一人 他はメモをとる。
⑤撮ったビデオを見ながら、メモをとる。
まとめ
⑥学習を振り返る。当初のメモと比べる。
「聞き取りメモの工夫 コロナ対応 単元計画(4年 国語 教材研究)」の記事のご紹介でした。
お役に立てれば幸いです。
その他の聞き取りメモの工夫の記事は以下の通りです。