先生の四苦八苦

普段の授業が少しでも楽に楽しくなりますように。

国語 物語文 はじめの語り(小学校)

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先日、ツイッターでこんなことをつぶやきました。

 

 

勤務校は臨時休校中ですが、

解除される地域も出てきました。

 

ようやく授業ができそうです。

学校再開を見据えて、

教材研究を進めています。

 

 

私は国語の授業の物語文の最初にこんな語りをしています。

 

「作者の人は、みんなに大事なことを伝えたくて、書いたんだよ。

物語は大事な事は直接書かれていないんだ。

読んだ人が受け取る必要がある。

読んでいると心が動いた所がなかった?

心が動いた所を大事に、作者が何を一番伝えたいのか考えていこう」

 

 

大事なこと=物語の主題

ですね。

 

物語文では、

叙述(物語文に書かれていること)をもとに

大事だなと思うことを

自分なりに抽象化(イメージ)することが

重要です。

 

具体と抽象というのは、

とても大事なことで、

国語では必須レベルで

必ず教えたいことの一つです。

 

物語文に書いてあることを

そのまま伝えるのではなく、

自分の言葉に変換します。

 

 

また、主題をとらえるときに

大事なのが、

「自分はどう考えるか

 どう感じるか」

です。

 

国語に関わらずですが、

自分のことを知ることが

勉強の第一歩です。

 

国語では、

①「自分を知る」

(自分が物語文を読んで

 どう感じるか。

 どう考えるか。)

 

②自分の考えや思いを

「論理的に相手に伝える」

 

以上の2点が大事だと思います。

 

そんな思いをこめて、

物語文のはじめには、以下の語りをしています。

 

(以下、繰り返しです。)

「作者の人は、みんなに大事なことを伝えたくて、書いたんだよ。

物語は大事な事は直接書かれていないんだ。

読んだ人が受け取る必要がある。

読んでいると心が動いた所がなかった?

心が動いた所を大事に、作者が何を一番伝えたいのか考えていこう」

 

「国語 物語文 はじめの語り」の記事のご紹介でした。

 

みなさんは、国語の物語文のはじめには

どんなことを話しているでしょうか。

 

お役に立てれば幸いです。