先生の四苦八苦

普段の授業が少しでも楽に楽しくなりますように。

子供たちに読み聞かせをしたい英語の絵本「The Runaway Bunny」

The Runaway Bunny (Essential Picture Book Classics)

子供たちに読み聞かせをしたい英語の絵本の紹介です。

 

今回の絵本は「The Runaway Bunny」です。

「ぼくにげちゃうよ」という題名で翻訳もされていますね。

 

 作者はMargaret Wise Brown (著), Clement Hurd (イラスト)

「Good noght moon」の作者として有名です。

 

「Good noght moon」は以下の記事で紹介しています。

pandasensei.hatenadiary.com

 

 

母子の愛情が伝わる素敵な絵本です。

 

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あるうさぎの母子の物語です。

あるとき、子うさぎが母親にいいました。

 

「ぼくにげちゃうよ。」

 

「母さんが追いかけてきたら、ぼくは魚になって泳いでいっちゃうよ」といいます。

 

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母さんうさぎは「おまえが魚になるのなら、母さんは漁師になって、おまえをつり上げてあげますよ」と答えました。

 

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このような空想の追いかけっこが続きます。

カラーの挿絵も優しい絵柄です。

 

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子うさぎは山に逃げたり。

 

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もちろん、母さんうさぎは追いかけます。

 

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サーカスに逃げたりします。

 

何といってもも、母子の空想上のやり取りが微笑ましい。

 

母親の愛情が感じられます。 

 

次はどこに逃げるのかなと続きを読みたくなります。 

 

英文は少し難しいですが、同じような表現が繰り返されるので、読みやすいです。

 

小学校の低学年から中学年まで、お勧めです。 

 

The Runaway Bunny (Essential Picture Book Classics)

The Runaway Bunny (Essential Picture Book Classics)

 

 

日本語版もお勧めです。

 

 

ぼくにげちゃうよ (海外秀作絵本)

ぼくにげちゃうよ (海外秀作絵本)

 

 

子供たちに読み聞かせをしたい英語の絵本「The Runaway Bunny」の紹介でした。

 

読んでいただき、ありがとうございました。

小学校 外国語 新学習指導要領 移行期間での教材はどうなるの?

2018年度から、小学校では、新学習指導要領の移行期間となります。

 

今まで5、6年生だけだった外国語の授業が、3年生から始まります。

 

実際にどのような教科書や教材が使われるのか、ご紹介したいと思います。

 

 まずは、3年生の教材を見てみたいと思います。

 

新しい教材の名前は”Let’s try”という名前です。

f:id:kumayamamoto:20180228222947j:plain出典:文部科学省 

 

3年生の目次を見てみましょう。

 

あいさつや数字など、基本的な表現が学べるようになっています。

 

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出典:文部科学省

 

内容はコミュニケーションが主体です。新しい教材でも、友だちとの挨拶などのコミュニケーションが中心となっています。

 

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出典:文部科学省

 

 

4年生の目次を見てみましょう。

 

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出典:文部科学省

 

 

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出典:文部科学省

 

 

4年生でも3年生と同じようにコミュニケーション主体の紙面となっています。現在の外国語活動と似ていますね。  

 

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出典:文部科学省

 

高学年の新しい教材の名前は”We can”という名前です。 現在は、Hi,friendsを使っていますよね。 Canという言葉には、「今これができると」いった意味の他に、「私はこれができるはずだ。」という前向きな意味もあるそうです。 そんな意味もcanに込められているのかなと思っています。

 

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出典:文部科学省

 

5年生の目次となります。 注目は、Lesson5 “She can run fast. He can jump high”です。

 

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出典:文部科学省

 

この単元では、”He”や“She”が使われています。 3人称が入っています。3人称の活用に関しては、canを使うことで、三単現のsを扱わないように工夫されています。 「今、ここにいない人はHeやSheで表現する。」ということを教えられるようになっています。

 

 

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出典:文部科学省

 

また、本単元では、「書く活動」も入ってきます。  

 

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出典:文部科学省

 

名前やHeやSheを四線に書き写す活動です。 あくまで、小学校では、覚えるだはなく、書き写す活動が主になります。

 

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出典:文部科学省

 

6生も見てみましょう。 6年生の教材の名前も5年生と同じようにwe canです。  

 

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出典:文部科学省

 

目次を見てみましょう。 注目は、Lesson5 “My summer vacation”です。

 

 

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出典:文部科学省

 

この単元では、夏休みの思い出を話します。 そこで、使われているのが、「過去形」です。  

 

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出典:文部科学省

 

次のページを見てみましょう。 このページに過去形が使われています。 どこか解りますか?

 

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出典:文部科学省

 

 “was” や”went”などが使われています。このように6年生では過去形も使われます。

不安に思った方もいると思います。

しかし、使われている過去形は、wentやateなど、新しい英単語として活用しやすいものが選ばれています。

過去形を文法的に説明するのではなく、現在の外国語活動と同じように、単語の一つとして扱うことが可能です。

 

 いかがだったでしょうか。

 

過去形や三人称など、難しい内容も増えてきました。

だからこそ、教材をしっかりと研究して、良い授業をして、子どもたちが外国語の授業を楽しめるようにしていきたいですね。

 

 

子供たちに読み聞かせをしたい英語の絵本「Frog and toad are friends」

 

Frog and Toad Are Friends (I Can Read Book 2)

子供たちに読み聞かせをしたい英語の絵本の紹介です。

 

今回の絵本は「Frog and toad are friends」です。

「fふたりはともだち」という題名で翻訳もされていますね。

有名な絵本です。

「がまくんとかえるくん」というシリーズの一冊です。

「がまくんとかえるくん」は小学校の教科書にも載っているので、知っているかたも多いと思います。

 

作者はアーノルド・ローベルさん。

 

仲良しのがまくんとかえるくんを主人こうにした物語です。

日本語版も素敵な絵本です。

 

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「はるがきた」「おはなし」「なくしたボタン」「すいえい」「おてがみ」を収録しています。

「おてがみ」は小学校の国語の教科書で採用されていますね。

 

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お手紙を今までもらったことのないがまくん。

とても、さびしそうです。

 

そのことを知ったかえるくんは、がまくんに内緒でお手紙を書きました。

 

でも、配達を頼んだのがかたつむりくんだったので・・・。

 

友情を考えさせるお話です。

 

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その他にも、面白くてユーモラスで、考えさせられるお話がたくさん。

 

がまくんの少しわがままなところや、いつもがまくんのことを大切に思っているかえるの姿が描かれています。

 

また、雰囲気のある絵が素晴らしいです。

 

絵だけを見ても楽しい。

  

英文はシンプルですが、少し難しいので読み聞かせに使って下さい。

中学生くらいなら一人で読めるかも。

 

Frog and Toad Are Friends (I Can Read Book 2)

Frog and Toad Are Friends (I Can Read Book 2)

 

 

 日本語版もお勧めです。

 

ふたりはともだち (ミセスこどもの本)

ふたりはともだち (ミセスこどもの本)

 

 

子供たちに読み聞かせをしたい英語の絵本「Frog and toad are friends」の紹介でした。

 

読んでいただき、ありがとうございました。

子供たちに読み聞かせをしたい英語の絵本「Bark george」

Bark, George

 

 子供たちに読み聞かせをしたい英語の絵本の紹介です。

 

今回の絵本は話のラストがゆかいな絵本です。

絵本の名前は「Bark george」です。

 

動物の名前や泣き声も覚えることができます。

 

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なかなか犬らしい鳴き声で鳴くことができない子犬のGeorgeが主人公のお話です。

日本語で犬の鳴き声といえばワンワンというのが定番ですが、英語で犬はbowwowやarfと鳴くのが一般的です。

 

さて、お母さんに"Bark, George."と促されたGeorgeですが、口から出てきたのはarfではなく、なんとmeowという猫の鳴き声だったのです。

その後もアヒル、ブ タ、牛など別の動物の声で鳴き続けるGeorgeは、心配したお母さんに獣医さんのところに連れて行かれてしまいます。

そこでの大騒動の末、めでたく犬本 来の鳴き声を取り戻したGeorgeは、喜び勇んで帰る道々たくさんの人間たちを見て、最後に一言なんと鳴いたでしょうか?

 

この本の作者のJules Feifferは漫画家、作家、脚本家と多様な顔を持ち、ピューリッツァー賞を受賞した経歴ももっています。

Feifferのイラストはシンプルながら味 わい深く、本作でもパステルカラーの背景に登場人物の活き活きとした表情がよく映えています。

動物好きのお子さんにぴったりなのはもちろんのこと、日本語 とは違った様々な鳴き声を学べるので、動物を導入する教材としても大活躍しそうな作品になっています。

Bark, George | 英検Jr. | 公益財団法人 日本英語検定協会

 

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お母さんに「吠えて」と言われても

 

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ジョージは「ミャオン」と猫の鳴き声。

 

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次はアヒルの鳴き声です。

 

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連れて行かれた動物病院では。。

 

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と、こんな感じでユーモア満載の絵本です。

 

英文もシンプル。 

同じような表現が繰り返され、読みやすいです。

 

幼稚園生から小学校の低学年から中学年まで、お勧めです。

 

Bark, George

Bark, George

 

 

子供たちに読み聞かせをしたい英語の絵本「Bark george」の紹介でした。

 

読んでいただき、ありがとうございました。

小学校外国語 アルファベットを書いてみよう「Back Writingゲーム」


 

今回は、アルファベットを教える際に使えるゲームを紹介します。

 

来年度の小学校外国語の教科化では、高学年からアルファベットを書く活動が加わります。

しかし、プリントに書き写すだけとかの活動だけでは、飽きてしまいます。

そこで、ゲームを交えながら、少しずつ書く活動に馴染ませていきましょう。

 

今回、紹介するゲームは「Back Writingゲーム」です。 

「Back Writingゲーム」を始める前に、子どもたちにはアルファベットの形や音声にある程度、慣れておくといいと思います。

 

慣れる際には、以下の記事にもある「アルファベット体操」や「Line upゲーム」を活用してみて下さい。

 

pandasensei.hatenadiary.com

 

pandasensei.hatenadiary.com

 

 ゲーム名:「Draw Shape ゲーム」

①対象

小学校 中学年 高学年

 

②人数

基本は二人

 

③英単語

Alphabet(大文字、小文字)などの英単語を使用。

 

④準備物

Alphabet(大文字、小文字)のフラッシュカード

 

 

⑤ルール

1:黒板にAlphabet(大文字、小文字)のフラッシュカードを貼っておく。

                

2:先生が見本を見せる。

代表の子どもを前に呼び、先生とペアになる。

先生:What's this?といいながら、子どもの背中にアルファベットを書く。

(この場合はB)

子ども:子どもはわかったら答えを言います。

It's B!

先生:当たったら、Yes!やGood job.Very nice.など相手を褒めましょう。

違った場合は、Noなど何か意思表示を。

当たらない場合は、何度かチャレンジしても構いません。

 

次は役割を交換します。

子供が先生の背中にアルファベットを書きます。

先生が当てましょう。

     

3:デモンストレーションが終わったら、子どもにペアを組ませましょう。

 

4:ペアが組めたら、実際にやってみます。

一回だけではなく、ペアを変えるなど、変化のある繰り返しで子どもに飽きさせないように何度も行います。

 

 

大文字、小文字、両方で使えます。

グループで行っても面白い。

是非使って下さい!

 

小学校外国語 アルファベットを書いてみよう「Back Writingゲーム」の紹介でした。