ある外国語(英語)の研究会でのことを話します。
小学校の先生をしていると色々な研究会に顔を出すことがあります。
研究会の内容は、ITや国語や外国語(英語)など様々です。
たまたま、誘われて外国語(英語)の研究会に顔を出したのですが、そこでの中学校の先生の話を聞いて、色々と考え込んでしまいました。
授業の実践を話す場だったので、自分の授業について話しました。
6年生がタブレットを使って将来の夢をプレゼンする内容です。
タブレットの操作含めて、6~7時間くらい掛けた授業です。
子供達は英語に苦労しつつ、そしてタブレットの操作にはあっという間に慣れ、堂々とプレゼンができるようになりました。
子供達は一人ひとりが話す内容が違うので、発音などは色々と難しかったようですが、やり遂げたことが自信になったようでした。
自分としても、子供たちの誇らしげな顔が嬉しかった授業でした。
やってよかったと思ったものです。
その研究会でも評判が良かったのですが、ある中学校の先生がこんな発言をしました。
「この内容でこんな時間を掛けるのは効率が悪いね。中学校なら半分の時間で終わらせるよ。」
自分にとっては、衝撃的な発言でした。
自分にとって何故、衝撃的だったかと言うと、授業の内容や子供の生き生きとした姿よりも、「効率」を優先したことです。
もちろん、研究会ですから、色々な発言があって然るべきです。
良いことも、悪いことも指摘いただくことが気付くことが沢山あります。
正直に言えば、 半分の時間で教えた時についてこれない子供が半分以上いることなども説明したのですが・・・
また、技術の習得のためにもある程度の反復が必要なことも話しました。
「中学校の先生は受験があるから、仕方ないのかな。」とか
「中学校の先生は、時間の余裕がないんだろうな。」とか、色々と考えたのですが。
やっぱり、覚えるのではなく、身につくためにはある程度の時間が必要だし、全員ができるようになるためには、効率優先は難しいと思いました。
(異論、反論は色々あると思いますが。)
効率優先の中学校の先生と解りあえるのはどうしたら良いのか、考え込んでしまいました。
(もちろん、そんな先生方だけではないと思いますが。)
「小学校と中学校の先生の差」みたいなものを感じ、考えさせられた研究会でした。