皆さんはどんな風に教材研究を
進めているのでしょうか。
お役に立てる場合もあるかなと思い、
一部教材研究を公開していきたいと思います。
(自分の勉強のためでもあります。)
今回は小学校4年生の説明文、
「うなぎのなぞを追って」の指導略案です。
「光村図書」様のホームページで公開されている桂聖先生の実践も参考にさせていただきました。
https://www.mitsumura-tosho.co.jp/material/pdf/kyokasho/s_kokugo/material/kohoshi_s_kokugo_9603.pdf
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単元名 きょうみをもったところを中心にしょうかいしよう
教材名 「ウナギのなぞを追って」光村図書 4 年下
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本時の指導(4/7)
(1)本時の目標
・筆者の一番伝えたい主張や考えをとらえ、理由を考えることができる。
(2)本時の展開
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学習活動・予想される児童の反応 |
◎評価 ☆支援(指導上の留意点) |
導入
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1 4年生の漢字(2文字) 漢字ドリル 空書き なぞり書き
2 教材文の速読リレー 一人一分間で教材文をはじめから読 む。二人目は、一人目が読んだとこか らスタートする。グループで4分間で どこまで読んだのか競う。グループの 速読リレーが終わった後は、グループ の読み終わったところから、教材文を 最後まで読む。
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☆児童(日直)の主導で進める。
☆いちばん速く読めたグループの成 績を発表し、どんなに教材文を速 く読んでも、5分から6分かかると いうことをクラス全体で共有し、 要約に目的につなげる。
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課 題把 握
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3 前時までの確認 ①教材文 形式段落のはじめ 中 終わり ②センテンスカード 確認 ③「世界にほこる和紙」など 既習事項の確認。 要約 タイトル エレベータートーク (よゆうがあれば、双括、尾括、頭括にもふれる。) (「世界にほこる和紙」を代表児童が要約
4 架空の設定と課題を知る。 T:「みなさんは、ある会社の社員です。 こんな課題を出されました。 エレベ ーターの中で社長にばったり会い、 「君、 『うなぎのなぞを追って』は知 っているか?で一分で要約して紹介し てくれ」だって。 エレベーターに乗 っている間に説明しよう。」 T:「このクラスの中でいちばん速く読め るグループでも5秒かかるのに、「一 分で紹介してくれ」って言っている よ。どうすればいいかな C:「大事なところだけを読めば、短くな るよ。」 C:「世界にほこる和紙でやったように要 約しよう。」 めあて 「筆者の一番伝えたいことを まとめよう。」
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☆既習事項を確認することで、自力 解決につなげる。 ☆既習の説明文の構造について振り 返り、自力解決の児童のヒントと なるようにする。 「終わりに筆者の考えが書かれて いることが多い。」 「中は具体例が書かれていること が多い。」
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自力解決 |
5 自力解決する。 T:「筆者の一番伝えたいことは、どこに書 いてあるかな。」 C:「説明文は終わりに大事なことが書かれ ているから、おわりの13段落に書かれ ていると思う。」 C:「説明文はタイトルが大事だから、『ほ ぼ明らかになるといっていいでしょ う。』だと思う。」 ①自分の考えをノートに書く。 ②ペアで自分の考えを伝えあう。 ペアトーク (よゆうがあれば、全体で共有) |
◎自力解決する際に、理由を自分で考えて書いている。 ☆自分の考えが書けない児童にはヒントカードを配る。13段落に番号をつけたプリントを配り、ノートに貼る。自分の考えとして、一つもしくは複数を選ぶ。 ☆自力解決では、理由も合わせて書くことを伝える。 ☆ペアで話し合いを行うときは、友達が話し ているときは、黙って聞くことを徹底する
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ま と め |
4 次回、全体でまとめていくことを 知らせる。 学習感想を書く。
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うなぎのなぞを追ってのセンテンスカードは
以下の記事で公開しています。
単元計画は以下の記事で公開しています。
みなさんのお役に立てれば幸いです。
うなぎのなぞを追って 指導略案(4年国語 教材研究)のご紹介でした。